こんにちは。聖一朗(@sei01row)です。
皆さん千葉県木更津市という場所をご存知ですか?
木更津市と言えば『氣志團』の故郷という事で聞いた事があるという方も多いと思います。
また『木更津キャッツアイ』というドラマの舞台となった場所。岡田准一や佐藤隆太など、現在活躍している俳優が多く出演していた“伝説の”ドラマです。
ただこの木更津という街は、氣志團を代表とするヤンキーの街としても有名となっています。

何気なく立ち寄った(木更津の)コンビニに貼ってあったポスターです。
木更津市の環境部まち美化推進課がオフィシャルで作成しているポスターなんですが・・・。
ぶ、仏恥義理アイドルって・・・。
そこで今回は、そのヤンキーの街として定着しつつある木更津の、ヤンキー以外の魅力をちょっとだけ紹介したいと思います。
目次
木更津市について
木更津市の人口は約13.5万人。東京湾に面していて、東京湾アクアラインで神奈川県川崎市と繋がっています。
ちーば君(千葉県のゆるキャラ) で言うと、おへそのちょっと上のあたりです。

東京湾アクアラインのパーキングスポット『海ほたる』は木更津側にある為、住所は木更津になっています。
そのアクアラインの影響で、三井アウトレットモールなどの商業施設も増えてきていて、東京都内へのアクセスや羽田・成田の両国際空港へのアクセスも便利な事から、人口もぞうかしており2018年は関東住みよさ第9位を記録しました。
潮干狩りやお盆の時期に開催される花火大会なども有名です。
高校野球の甲子園常連校『木更津総合高校』『拓大紅陵高校』も木更津にあります。
中の島大橋

木更津港にぽっかりと浮かんでいる“中の島”にかかる橋です。
橋と言っても車やバイクでは渡れません。歩道橋です。
この中之島大橋は高さが27m、長さが236mの日本一の歩道橋なんです!
近くに行くと確かに高い!

下から見上げるとこんな感じです。これを徒歩で登る勇気はこの時のボクにはありませんでした・・・。
橋の上からの景色を、是非このブログを読んでくださってる方にお伝えしたかったんですが、ボクが伝えるより皆さんの目で“日本一高い歩道橋”からの眺めを確かめて下さい。(要するに登る体力が無かったんです・・・)

実はこの中の島大橋は“恋人の聖地”にも認定されています。
ここも『木更津キャッツアイ』のロケ地となっていて、若い男女がおんぶして渡ると恋が叶うというストーリーから「赤い橋の伝説」が生まれたらしいです。
女の子の立場だったら、好きでもない男の子の背中になんか絶対に乗らないので、女の子がおんぶ出来た時点で恋が叶っているような気がするのは、ボクだけなんでしょうか?
木更津と言えば“バー弁”
今や『秘密のケンミンSHOW』などでも紹介され、木更津のソウルフードとしても有名になった『吟米亭 浜屋』のバーベキュー弁当、通称“バー弁”です。
木更津市民には古くから愛されており、運動会などではお母さんの手作り弁当ではなく、このバー弁を持って行くのが定番らしいです。子供たちはバー弁と言えば運動会を思い出すんですね。
ボクも千葉県人(木更津に近い)ですが、これは最近まで知りませんでした。
知ったからには食べなければと、早速購入。せっかくなんで特製の方にしました。特性は820円です。
『吟米亭 浜屋』は木更津駅より徒歩1分の場所にあり、近く弁当を広げられる場所は無かったので、片腕に弁当を吊るしながらバイクで『木更津潮浜公園』まで移動しました。

丁度良いベンチがあったので、そこで弁当を広げる事に。
この公園は海に面しており、遠くに『中の島大橋』も見える景色の良い公園です。海風も気持ちいいです。
広い芝生が広がっていましたが、真夏という事で遊んでいる人は一人もいませんでした。

開けてみるとこんな感じ。お肉のボリューム満点です。視覚(見た目)と嗅覚(お肉の香り)をしっかり刺激してくれました。
でも、なんか・・・全体的に茶色い・・・。木更津市民はあまり食材の彩りなどは気にしないようです。
食べた感想は・・・なるほど!これは市民に愛される味だと思いました。
最近コンビニで買うお弁当って「温めますか?」と聞かれて、大体の方が温めてもらいますよね?
このバー弁は、温めてもらいませんでした。そういうサービスがあるのかも未確認ですが。
冷えているのに、お肉が硬くなっていない。ご飯にはタレがしっかり浸み込んでいて、こちらも硬くなってないんです。
試してはいないんですが、きっとお肉をよけてご飯だけを口に放り込んでも、そのタレの味だけで完食してしまいそうな気持になりました。
海からの潮風を感じながらのバー弁は最高でした!
ちなみにここの木更津潮浜公園は、ゴミ持ち帰りなので注意してくださいね!
しょっ♪しょっ♪證誠寺(しょうじょうじ)♪

木更津の街をバイクで走っていると、ちょいちょいタヌキを見かけます。↑こんな感じに。
そう言えばバー弁のパッケージもタヌキでした・・・と思ってよく見てみると

『狸の腹づつみの伝説で有名な証誠寺は・・・』という案内がありました。
そう!あの『しょっしょっ證誠寺♪證誠寺の庭は~♪』の歌で有名な證誠寺は、木更津にあるんです!
これだけ有名な歌の舞台になったお寺ですから、大きい立派なお寺を想像しませんか?
タヌキが描かれていますが、かなり色褪せています。
昔々ウチの奥様とデートで訪れた際は、本当にタヌキを飼っていたんですが、今はタヌキはいませんでしたね。

外観も綺麗になってました。
そもそも證誠寺の狸囃(タヌキバヤシ)ってどんな話なのかというと・・・
むか~しむかし、木更津近辺がまだ昼間でも暗いほどの森に覆われていた頃、
この寺の和尚さんが夜中に目覚めると庭が何やら賑やかでした。
なんだろうと思ってそっと覗いてみると、外は月に照らされて見えてきたのは
数十匹のタヌキが歌を歌いながらお腹を叩いて踊っていました。
それを見た和尚さんも楽しくなってきて一緒に踊るようになりました。
そんな事が毎晩続くようになっていたんですが、ある夜からタヌキがピタッと
姿を消してしまいます。
心配になった和尚さんが森に探しに行くと、タヌキはお腹を叩き破って死んでいたそうです。
和尚さんはそんなタヌキがかわいそうになって、證誠寺の境内に「狸塚」を作って
供養したそうな・・・
というお話だそうです。ちょっと・・・何というか、残酷なお話ですよね?歌は陽気なのに・・・。
どうやらこちらは昭和四年に改修されたようですね。
そんな話から、木更津の街は港町でありながらタヌキが愛されているというワケなんですね。
木更津は治安が悪い?
氣志團が有名になってから「木更津はヤンキーが多い街」というイメージがついていますが、実際はそんなことはありません。
昔々は『木更津サリー』『房総連合』『ブラックエンペラー』といった暴走族が木更津を席巻した時代が、確かにあったようですが、今では木更津市自体がその「ヤンキー」を宣伝に使うほど、安全な街になっています。
木更津を知らない人たちが聴くと「木更津は(千葉は)ヤンキーが多くて治安が悪い」と感じてしまうかもしれませんが、よくニュース報道で成人式にギラギラでやって来る若者の映像を見る限り、特別木更津に多いという事はありません。
全くいない訳ではありませんが、ヤンキーをイメージさせないような観光スポットも多くありますので、是非一度遊びに行ってみてはいかがでしょうか?