メンタル

コミュニケーションが下手な人は、褒める事から始めてみよう!これであなたも褒め上手?

褒める効果

こんにちは。聖一朗(@sei01row)です。

突然ですが、最近誰かに褒められましたか?

子どもの頃は、テストで良い点数が取れた時や、お手伝いをした時に周りの大人に褒めてもらう事が多かったのに、大人になると褒められた記憶があんまりない・・・という方も多いですよね?

ボクもそうなんですが、自分の息子が小さかった頃や近所の子どもには「えらいね~」とか「上手だね~」といった言葉が簡単に掛けられるのに、子ども以外を褒める事はあんまりありません。

大人同士で褒め合うといった行為に抵抗を覚えるといった人も少なくないんじゃないでしょうか?

でも、実はこの『褒める』というのは、褒められた人の気分が良くなるだけではなく、褒めた自分自身や、その周りにまで良い影響を及ぼすんです。

今回は『褒める』事について、そのポイントや得られる効果について書いていきたいと思います。

これを読んだ後、きっと誰かを褒めたくなっちゃいますよ!



目次

『不器用じゃけぇ・・・』という日本人

日本人は褒めるのが苦手な人種だと言われています。

失敗したり目標が達成出来なかったりした時って、怒られたり怒鳴られたりする事が多いのに、成功した時や目標達成した時に同じテンションで褒められないですよね・・・「達成して当たり前」とかね。

じゃあなぜそんなに褒める事が苦手なのか?

多くの人が「褒めるポイントやタイミングが分からない」「褒めるという行為が恥ずかしい」なんて理由なんじゃないでしょうか?「褒めるのがガラじゃない」なんていう人もいるかも。

不得意な人のマインドって100人中100人が賞賛するような大きな成果だけを褒めようとしてるんですよね。

そんなことって、そうそう起こる事じゃないのに。

褒める為には、そのポイントを見つけられないと褒められないんです。

褒めるポイントって?

褒めてる画像誰かを思い浮かべて、 その人の良い所を10個以上挙げてみて下さい。

10個以上挙げられますか?せいぜい5~6個じゃないですか?

10個以上挙げられる人ほど、行動を共にする事が多かったり身近な存在だったりしませんか?

その人の良い所は近ければ近いほど、気づいてあげる事が出来るんです。

だからと言って褒める為に四六時中一緒にいなくてはいけないワケではなくて、関わりを多くしてコミュニケーションを取っていかないと、良い所(褒めるポイント)は見つけられないんですね。

褒めるポイントって、実はそんなに難しい事ではなく、当たり前になっている事の中に隠れています。

当たり前になっている事とは・・・

「毎日掃除をしてくれてる」「毎日元気に挨拶をしてくれる」「いつも髪型や服装が違う」

のように、「いつも○○してくれる」という事です。

当たり前の事を当たり前だと思ってしまうと、それは見えなくなってしまうので、その当たり前に対して「いつもありがとう」と声をかけてみて下さい。

それは奥様かもしれないし、一緒に仕事をしている仲間や部下かもしれませんね。

当たり前のことにお礼を言われた方は「いつも見てくれてたんだ」と、モチベーションがアップすることでしょう。

直接的互恵性と間接的互恵性

「聖一朗さん、今日のネクタイ素敵ですね。」と言われると、つい嬉しくなって「ありがとう!○○くんだって今日のスーツはセンスがいいじゃない」と返したくなる…これが直接的互恵性です。

褒められて気分が良くなった聖一朗は会社に着いた時に事務員さんに「今日の髪型、とても似合ってるよ」とつい褒めちゃう…これが間接的互恵性です。

つまり誰かに褒められた時に、褒められた相手を直接褒めることを『直接的』

褒められて気分が上がり他の誰かを褒める事を『間接的』と言います。

アルバイトの人気ランキング上位のディズニーランドやスターバックスコーヒーには、お客様に対して素晴らしい行為をとったスタッフにメッセージカードを送るという制度があります。

カードを受け取った(褒められた)スタッフは、お客様にとってより良いサービスを行なって、結果的に顧客満足の向上につながるんですね。

メッセージカードを送るが『直接的』でサービス向上が『間接的』というワケです。

このように褒めるという行為は、連鎖を生み周囲にまで良い効果を及ぼすんです。

ピグマリオン効果

心理学者のローゼンタールが行った実験で、先生に褒められていた生徒と、そうでない生徒では成績の向上に明らかに違いがあるという実験結果に『ピグマリオン効果』という名前をつけました。

ピグマリオン効果については、こちらの記事でも紹介しています。

褒められる・期待されるという状況は、やる気を生み出し成績アップや目標達成をする事が証明されているんですね。

『褒める』は自分にも良い事がある

ハイタッチ人間って相手から好意的な態度を受けると、相手にも好意を返したくなるという習性があります。これを「ミラーリング効果」と言います。

自分が相手に対して好意的だという意思表示として、褒めるというのは効果的です。

直接的互恵性と同じ事なんですが、褒めれば褒め返してくれる。好意を送れば相手にも好意を持ってもらえる。

ここで極めて良好なコニュニケーションを取る事が出来ますね。

それにあなたに好意を持った方は、あなたの良い所を他人に伝える可能性が高くなります。

あなたに褒められた方は、間接的互恵性によって誰かを褒めて、それはあなたがいつも行ってる事だと伝えるかもしれません。

いずれにしても、あなたの『良い評判』として伝播していくわけです。

今日褒めたからと言って、すぐに良い効果が得られるとは限りませんが、褒める事を続ける事できっと良い効果をもたらしてくれるでしょう。

まずは褒めるポイントを探す事から始めてみて下さいね!