こんにちは。聖一朗(@sei01row)です。
皆さんは職場や身の回りの人間関係について『もう少しうまく出来たらいいのに』と考えた事はありませんか?
実はそれってポジティブな感情を持つだけで人を惹き寄せる『ひまわり効果』で好転させる事が出来るんです。
今回は『ポジティブな感情』と『ネガティブな感情』を対比しながら『ひまわり効果』について解説していきたいと思います。
職場で何となく居心地が悪いとか、ご近所付き合いで行き詰っているという方に読んで頂き、これからの生活のプラスになる事が出来たら幸いです。
目次
ひまわり効果とは?
ひまわりは太陽に向かって花を咲かせますよね?それは暖かさや明るさといったポジティブなエネルギーを得る為です。
それと同じで人間は深層心理の中で、ポジティブなエネルギーのある人や空間に惹かれて、ネガティブな人や空間には近づかないようとする気持ちが働きます。これが『ひまわり効果』です。
この場合のポジティブな空間とは、安全な空間を指します。動物で言えば、水や餌が豊富にありストレスなく安全が確保される場所です。
私たち人間も好き好んでストレスへ自ら突っ込んでいく事はありませんよね?出来れば安全に越したことはないです。
またネガティブな空間とはその逆で、危険な空間の事を指します。常に餌が不足していたり、天敵の脅威にさらされているような場所。そんな場所で安心出来るワケがないですし、一刻も早く離れたいと思います。
人に置き替えてみると、ポジティブな人とは
- いつもニコニコしている
- 優しく接してくれる
- 感謝の気持ちを忘れない
- 親身になってくれる
- 面倒見が良い
といったいつもポカポカとあなたを照らしてくれる太陽のような存在感溢れる人となります。
その反面、ネガティブな人とは
- いつもムスッとしている
- イライラしていて近寄りがたい
- 文句ばかり言っている
- 悪口や陰口を言っている
- いつもビクビクしている
・・・こんな人の傍には出来れば近寄りたくないですよね?
つまり『ひまわり効果』とは動物のDNAに組み込まれている『居心地の良さを求める』本能的なものなんです。
ポジティブが良い影響をもたらした2つの研究結果
①ピグマリオン効果の研究
3人の教師に予め『A;とても優れた生徒たちを担当してもらいます』『B;能力はバラバラなまとめるのが大変な生徒たちを担当してもらいます』『C;優秀な教師でなければ務まらない難しい生徒を担当してもらいます』とそれぞれに伝え、1年間担当させます。
でも実は3クラスとも差が無い同程度の能力を持つクラスでした。
その結果、Aが最も良い結果を出します。
Aを担当した教師はポジティブな期待感を生徒たちに持って、常に励まし親身になる事で居心地の良い空間を作り出せた結果でした。
②修道女を対象にした研究
高齢の修道女180人の修道院に入る時の日記には『修道女になる』という目的に対して『これは私の夢。私は恵まれている』というポジティブな傾向と『これは自己犠牲。辛いことが待っている』というネガティブな傾向が読み取れました。
修道院に入ってから60年後、ポジティブな修道女は90人中70人が生存していて、ネガティブな修道女は90人中10人だったという結果が得られました。
ポジティブな感情は人間関係を好転させる
職場や身の回りの人間関係について『もう少しうまく出来たらいいのに』と考えた事がある方、それはあなたのいる空間がネガティブになっているからです。
意図的にポジティブな空間に変える事で、あまりうまくいかない人間関係を好転させていくことが出来るでしょう。
ポジティブな空間を構築するには、あなた自身の感情や言動をポジティブなものに変えていくことが大切です。
例えば小さい事でも『ありがとう』と言葉に出してみたり、笑顔を心がけたり、良くない事が起こった時に「この程度で済んで良かった」とプラスに考えたり・・・。
そんなちょっとした変化から良い方向へと大きく変化していくことでしょう。
ポジティブな感情をもって、あなた自身がひまわりになる事が職場や身の回りの人間関係の好転につながります。