皆さんこんにちは。聖一朗(@sei01row)です。千葉県人です。
千葉を代表する施設というと、浦安にあるネズミさんのテーマパークとか、成田空港とか幕張メッセが有名ですよね?なぜか“東京”という名称が付くモノもあるんですが・・・。
今回はその代表的な施設をあげる時、是非ここも加えてもらいたい!いや、ここは絶対にあげるべき!という施設。その名も『国立歴史民族博物館』を紹介したいと思います。
目次
佐倉市のランドマーク
千葉のゆるキャラ『チーバくん』(イラスト参照)
で説明しますと、ちょうどほっぺたのあたりにあります。
隣には空港のある成田市や、アウトレットのある酒々井町、落花生で有名な八街市に隣接しています。
正直、何もない町の印象でした。せいぜい昔昔に佐倉城というお城があったというくらいは県民でも知っているかもしれません。
佐倉城はすでに天守閣はなく、城址は小高い丘になっているんですが、今城址を下から見上げると大きく『歴博』と書いてある建物が建っています。結構目立つんですが、まさに何もない佐倉市のランドマークとなっているのがこの『歴博』。
そう!これこそが『国立歴史民俗博物館』なんです。
とにかくスケールにビックリ!
下から見上げると、台形型の四角い建物がぴょこっと見えるだけなんです。ホントに。
それだけを見ていると、ホントにしょぼい感じなので行っても大して面白くないように見えてしまうんです。
実はボクが行ったのは、近くで用事があったのですがちょっと早めに着いてしまったので、時間つぶしと思って入ってみようと。
そんな気軽な気持ちで入ってみました。
ここに立ってもまだ普通の博物館程度にしか見えませんでした。
でも、一歩足を踏み入れると・・・

これが受付カウンターです。入った時に『受付なのに異常にデカいな・・・』という印象でした。
ちなみに入館料は大人450円、高校・大学生は250円、中学生以下は無料と、まあ博物館としては安い方になるかな?という金額です。
そこでパンフレットをもらってガイドマップを見て、ボクは『歴博』をナメていた事を知る事になりました。
これは普通じゃない!普通の博物館の3~4倍はある!
こちらのガイドマップはパンフレットをスキャンしたものです。見学できる展示室が“第6”まであります。(第1展示室が2019年3月19日まで工事中でした)
第2展示室から見て、経路順に第6まで見られるようになってます。
また、それぞれの展示室の広さがハンパじゃ無かった・・・。
まともに見たら1日じゃ無理
第1が先史・古代、第2が中世、第3が近世、第4民俗、第5近代、そして第6が現代というカテゴリに分かれています。
午後の13時頃第2展示室から見始めました。ボクは博物館が好きなので念入りに見ていきましたが、第2をすべて見終わると時計の針は14時30分を指していました。
なんと第2だけで1時間半もかかってしまったんです!とにかく広く作ってあり、展示物も興味を惹くものばかりなんです。
今の時期、閉館が16時30分なのであと2時間で第3~第6まで見なくてはいけないという事になります。
第2だけで1時間半かかったのに・・・それは無謀とも言える挑戦となりました。
そう。必殺の『小走り作戦』です!・・・と言っても興味深い展示物ばかりなので、途中途中で足が止まります。
そんなこんなで、第6に差し掛かった時にはせっかくの博物館なのに、印象に残っているのは第2展示室のものばかり・・・。
じっくり見る事が出来ず帰る事となってしまいました。こんなにデカい博物館が、佐倉市にあるなんて誰も思わないじゃないですか?だってコレ、本気で見るには1日がかり、いや、1日では足りないくらいです。何度も言いますが、とにかく広い!!
ここには本物の人々の歴史がある!
学校で習う歴史のほとんどが、偉人や有名人を柱にした代表的なものが多いと思います。所謂歴史好きの『歴女』さんなどはその象徴的で、やれ『真田幸村さまぁ~』とか『伊達政宗がカッコいい~』とか言われてますが、ここにはごく普通の庶民たちのくらしの歴史が展示してありました。
もちろん、有名人・偉人に関する貴重な文献(複写)なども数多くありましたが、それよりも明らかに目線の低い展示物が多かったように思います。
歴史で習う源頼朝や徳川家康の影に生活していた人々の歴史が見られるのは、本当に貴重だと思います。
それに近代まで来ると、おじいちゃんおばあちゃん世代が、現代になるとお父さんお母さん世代が『懐かしい』と思うものもたくさんあります。それは思わず「懐かしいね」とほっこりするものばかりではなく、日本における戦争や災害、また根強くあった差別についても知る事が出来ます。
なので3世代に渡って楽しめる内容が盛りだくさんなんです。
ただ、ずっと歩きながら見ていくので途中で足が痛くなってきます。なんせ広いんで・・・。
見学に行かれる際は、ランニングシューズのような軽くてクッションの聞いている靴で行く事をオススメします。
まとめ~なぜ佐倉に??
もともと東京・京都・奈良には美術系の博物館があったらしいですが、歴史をテーマにした国立の博物館は必要だ!という声から建設になった。佐倉城址は明治時代には陸軍の連隊が置かれていた『国』の土地だったから。のようです。
きっとここまで語ったとしても、地方の方からすれば佐倉市なんて聞いた事もないでしょうし、「どうせ大した事ないんでしょ?」と思われてしまうと思います。
そう思った方こそ是非一度足を運んでみて下さい。歴博のスケールの大きさにビックリすると思います。
今後ボクは『千葉の名所ってどこ?』と聞かれたら、紹介するその一つとして『歴博』をあげていきたいと思います!!