書評

【書評】『欲ばりなほどぜんぶ叶う』を読んで、人生の考え方が変わった。

こんにちは。聖一朗(@sei01row)です。今日は初めての「書評」というやつにチャレンジしてみます。

読書感想文は、あんまり得意ではありませんでしたが、この本については書いてみたいと思いました。

なぜなら書評を書くなら、この本の存在を皆さんに伝えたいと思っていたからです。

ちなみに、著者の岩科茜さんにはお会いした事もないです。・・・念のため。

目次

『好きな事』『楽しい事』は仕事以外にあると思い込んでいた。

去年から今年の初めにかけて、私はこれからの人生(と言ってしまうと大袈裟ですが)について、悩んでいました。

現在の仕事をこのまま定年まで続けるべきか、それとも転職するべきかという事です。

嫁にも相談し、大手就職エージェントに登録もしました。

そんな時、ある人から『やりたい事はないの?せっかくの機会だから、やりたい事や自分が楽しいと思う事について考えてみたら?』と言われました。

学校を卒業して、社会に出てから20数年間ずっと私は『仕事で金を稼ぐから楽しい事が出来る』『お金が無ければ趣味なんて持てない』と思って来ました。

もちろん仕事がノッている時は充実していましたし、自分がイキイキしている実感もありました。でもそれは家族でキャンプに行った時の楽しさとは違うものでした。

だから好きを仕事にという言葉には、違和感を覚えていたんです。出来る訳ないと。

なぜ買ってみようと思ったのか、今でも不思議・・・

そんな時、フラッと立ち寄った書店でこの本を見つけました。

タイトルが『欲ばりなほどぜんぶ叶う 2億円稼いでわかった、人生を最高に輝かせる方法』

それに表紙がピンク色。とてもとても40半ばのおっさんが読むような本ではないですよね。

正直、きっと若くして会社を立ち上げた女性経営者の自慢話だろうと思いました。(岩科さん、すみません・・・)

でもなぜか『ぜんぶ叶う』というフレーズがどうしても気になったのです。

気持ちの中ではレジに行ったり来たりを何度も繰り返し、買ってしまいました。



ここにはプロセスが詰まってました。

決して『お金がありあまっているから、会社でも立ち上げて楽しい事を利益度外視で始めよう。』なんて軽いノリではありませんでした。

ここには自分が好きな事を我慢しないで全部やった結果、それがビジネスになったという一連のプレセスがしっかり詰まっていました。

今までの私は、仕事と好きな事(趣味)は全く別物で、そんな考えを持てるのは某有名芸能人ぐらいたと思っていましたので、この方法や考え方は衝撃を受けました。

著者は『洋服』『おしゃれ』という好きな物からその販売、そしてオリジナルブランドを立ち上げるのですが、二人のお子様を持つ主婦という普通に考えれば不可能であろう事を楽しみ、そして年商2億円を達成しました。

この本には身の回りから変えていく事から始まり、スケジュール管理についてなどの具体的な内容も書かれているんですが、私がポイントだと思ったのは、著者自身と顧客層が近いという事。

『ペルソナを未来のなりたい自分に設定し、さらに隠し味をプラス』

芸能人のあの人になりたいという遠い憧れではなく、身近にいるちょっとおしゃれなあの人なら真似出来るかも。という高さに目線を合わせている。きっと顧客も洋服を選ぶ事や買う事が楽しくなるんだろうなと感じました。

私も長い間求人広告の営業という仕事をしていて、お客様も目的は広告を買う事ではなく良い人を採用して、会社を豊かにしていく事が目的であるという事を忘れないようにしてきました。

なので、著者のブランドも商品スペックではなく、その商品を通して生活を豊かにする事を提案しているのはとても共感を覚えました。

そして人生の考え方が変わった事

著者はSNS(インスタグラム)を活用していました。ファッションとインスタグラムは相性が良いものです。

そしてブログから始まった事も書いています。

私も日ごろからインスタグラムやフェイスブックはやっていましたが、どこへ行ったとか、これを食べたと何となくアップするだけ。情報発信に意味がある事は全く気づきませんでした。

考え方が変わったのは、情報には価値があり発信する事は引き付ける事に繋がるという事です。遠くに、本当に微かにですが明かりが灯ったような感覚でした。

ブログを始めようと思ったのは、まさにこの本がきっかけでした。

『やるかやらないか、決めるのはあなた』

この本を読んで、このフレーズが鮮明に頭に刻まれてます。

悩みが解決した訳ではありませんし、この本の通りに実行出来るとも思ってません。でも発信する事で何かが変わるのだとしたら、こんなに幸せな事はないですよね?

今出来る事を『やって』いきたいと思います。