こんにちは。聖一朗(@sei01row)です。
台湾旅行を計画されている方、台北市内の観光を考えているなら市内を走っているMRTという地下鉄を利用するのがお勧めです。
海外旅行というとついついツアーに入って、決まったところに連れて行かれ、決まった時間内で観光をするというのが定番ですよね?
でも台湾は治安もいいですし街中でも日本語が出来る方が多いので、基本的に市内を走っている地下鉄を利用して、ちょっと遠いところはタクシーやオプショナルツアーを利用するという方法だと、自分たちのペースで楽しむことが出来ます。
今回はそんな台湾のMRTの乗り方や便利な利用方法を紹介します。
目次
MRTは運賃が安い!
オススメの理由としては、まず運賃が安いという事。
ボクは圓山大飯店というホテルに滞在したんですが、最寄り駅の圓山駅までのタクシー代がだいたい100NT$(約370円)くらいなのに対して、圓山駅から台北市のランドマークである台北101の最寄り駅までの運賃は30NT$(約110円)。
距離的には約3倍ですが、料金は1/3で済んでしまうんです。
圓山大飯店から圓山駅はタクシーを使わなくても、無料バスが20~30分おきに運行していますので、それを利用すれば移動費用をかなり抑えられるんですよね。
地下鉄ってなんか、地元の人ばかりが利用しててちょっと怖いイメージがありがちですが、台湾の方はとても親切です。
ボクは家族旅行で行った為、75歳の母親もいたんですが、国民性なのか電車に乗り込むと、優先席でもないのに誰かが必ずと言っていいほど席を譲ってくれました。
もちろん電車移動ですので、座れずに立っての移動が多くなりますが、料金が安い分、食事やお土産にお金を使えるわけです。
観光地は駅から近いところが多い
台北市内での観光と言えば、中正紀念堂や龍山寺、それに台北101などは駅から近くにある為、移動にタクシーを捕まえる手間を考えても電車がオススメ。
(有名な故宮博物院や十份・九份は電車ではちょっと厳しいですが・・・)
1日の予定として、西門町や中山でのショッピングやグルメ巡りと組み合わせて効率的に観光することも出来るんです。
海外旅行ってボクのような庶民には、長期滞在出来ないので安価で効率よくは必須でした。
効率を重視するばかりにタクシーばっかり使えないですし・・・。
MRTを有効的に活用することは、海外旅行の醍醐味である観光・グルメ・ショッピングを堪能する為に、なくてはならないことでした。
もちろん事前にコースの選定は必要ですけど、おかげでたくさんのスポットを楽しむことが出来ますよ!
MRTの乗り方を解説します!
日本では地下鉄もバスもJRも私鉄も全部、suicaやPASMOで乗り降り出来ますので、活用している方も多く、今時切符を買って乗るという方も少ないと思います。
でもせいぜい3日~4日の滞在で、台湾版のICカードを購入するわけにもいきませんので、乗り降りは基本的に台北のMRT版の『切符』を購入する必要があります。
日本では切符は紙で出来ていますが、 台北版の切符はプラスチックのコイン型をしています。
購入するには改札脇の券売機で買うというスタイルですが、そこは日本と一緒。
『文字が読めないのに買えない・・・不安・・・』と心配する方もいるでしょう。
ボクだって台湾語?(北京語?広東語?)なんてしゃべれませんし、読めませんでしたが心配ありません。
ちゃんと『日本語ボタン』が用意されていますので、文字もアナウンスも日本語に変換されます。
そこで行先の金額と枚数を指定すれば、下の取り出し口からコイン型の切符が出てくるわけです。
改札口は自動改札ですので、改札に入るときはそのコインをIC読み取りパッドに当てるだけ。
これもコインの絵が描いてありますので、そこに当てるだけでOK。
そして降りる時は、コインを入れる自販機のような穴がありますので、そこに投入するだけで自動改札が開きますので、とても簡単です。
それでもきっと最初は心配だと思いますが、一度勇気を出してやってみれば、ほとんど日本と変わらずに出来ちゃいますので、怖がらずにチャレンジしてみて下さいね!
台北観光最強の“北北基おもしろカード”
“北北基おもしろカード”を知ってますか?
このカード、台北市内を観光するには絶対にオススメなんです!
これを知らないとホントにもったいないので、台北に行く方は必ず申し込むようにしてください!
ちなみにボクはこのカードを知った時、こんなにお得なカードがあるなんてきっと新手の詐欺だと思いました。
そんな疑念もありましたが、値段的にもそんなに高いわけでもなかったため、ダメ元で予約してみることにしました。
どんなカードか?というと・・・
☆観光スポットのチケット代が含まれている
☆期間中の台北MRT・市バス・台湾好行バス5路線が乗り降り自由
☆カード提示での割引店舗が100以上あり!
という、まさに必携のアイテムなんです!
先ほど電車の乗り方を解説しましたが、このカードを使えば切符なんて買う必要がなくなります。
ホントに日本のsuicaやPASMOの感覚で電車に乗れちゃうんです。
但し期間限定。ボクは3泊4日での旅行で、いくつか観光スポットも行く予定だったため、3DAYSの無限周遊カードを購入しました。
金額は1,900NT$(約7,000円)。
ホームページで見ますと、60%安くなると書いてありますが実際のところはそれほど安くなったという実感はありません。
安くなった実感よりも、とにかく楽です!
滞在4日間の中でボクは故宮博物院と台北101に行ったんですが、故宮博物院の入場料と台北101の展望チケットが含まれていますので、どちらもタッチで入れます。
※ちなみに故宮博物院の入場料は大人350NT$(約1,300円)で台北101の観覧チケットが600NT$(約2,200円)なので、この二つに行くだけで950NT$(約3,500円)です。
それにこのカードを購入することで、観光地がいくつかに絞ることが出来るので観光に関しても、これでいける場所を軸に計画することが出来ました。
何度も言っちゃいますが台北観光を検討している方は、ホントにオススメです。
北北基おもしろカードは4種類あります
無限周遊カード
観光チケットと交通のICカードが合体。台北101展望台や故宮博物院など16の有名スポット入場チケットを含む。また有効期限中はMRT・市バス・台湾好行バスが乗り放題!※但し入金チャージが不可。
観光スポット周遊カード
猫空ケーブルカー、朱銘美術館、袖珍博物館、美麗華の観覧車など20の観光施設のチケットと特約店での割引がセットになったカード。交通機関の乗り放題はナシだけど、カードにお金をチャージすることが出来ます。
定番スポット版
台北の2大観光地のチケット(台北101展望台および国立故宮博物院)と特約店の割引ガセット。交通機関の乗り放題はナシだけど、こちらも入金チャージが可能。
交通周遊カード
有効期限内であれば台北MRT・市バス・台湾好行バスが乗り放題ですが、割引や入場券は含まず。または猫空ロープウェイ一日カードを選択することも出来るようです。
それぞれ使用する日数によって金額が変わりますので、観光の予定によって選択すれば、かなり旅行費用を節約出来るかもしれませんよ。
台北MRTを制する者が台北市観光を制す!
ちょっと大げさですが、台北市をいろいろと回るなら台北MRTの攻略は必須です。
台湾の方々は日本語を勉強している方や、日本統治下時代に覚えた方もいらっしゃいますが、基本的に外国ですので交通機関にストレスを感じないのは、日本以上に便利に感じます。
特に“北北基おもしろカード”の存在を知っているのと知らないのでは、足を運ぶ距離にも影響を及ぼすでしょう。
せっかく台湾に旅行に出かけたんですから、思いっきり楽しんできたいですよね?
ボクは初めて行ったのにとても楽しめたのは、この攻略があったからです。
これから台北へ行く予定の方の役に立てれば幸いです。