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サッカー日本代表 アジアカップ2019 カタール戦のマッチレビュー『やって』みた。

サッカーコートの角

こんにちは。聖一朗(@sei01row)です。とうとう熱戦を繰り広げていたアジアカップも決勝戦となりました。

相手は初優勝を狙っているカタール!次回のワールドカップ開催国という事もあって、近年選手の育成や海外からの帰化を推し進め、中東の中でも急成長している国です。

なんとこれまで全試合無失点。トータル16得点を奪うという攻守ともに油断できない相手でした。

2大会ぶりに優勝を狙っていた日本でしたが、残念ながら3対1で敗れてしまいました。

今回のスタメンがコチラ↓

GK 権田修一
DF 酒井宏樹 富安健洋 吉田麻也 長友佑都
MF 柴崎岳 塩谷司(ダブルボランチ)
堂安律 南野拓実 原口元気
FW 大迫勇也(ワントップ)

今回の招集メンバーの中では、遠藤航を除いてベストメンバーと言えるんではないでしょうか。

それでは試合を振り返って行きたいと思います。
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目次

前半

相手のカタールは3バック。ディフェンス面ではトルクメニスタン戦やベトナム戦のように、攻め込まれた時は5バックの陣形を取って守るという、日本が苦手とするタイプでした。

前半12分、カタールが先制・・・。カウンター気味に攻められ、左からの緩いセンタリングをコントロールされてのオーバーヘッドシュートが決まってしまいます。

日本の悪い部分がいきなり出てしまいました。

これは今回だけではないんですが、日本のディフェンスはサイドを崩されるより比較的中央で短いパスをこちょこちょと左右に動かされるとマークの対応が遅れます。

これって日本人の特徴なんでしょうか?味方とお見合いになると、微妙に身を引いてしまうんですよね・・・。

先制されてしまった日本でしたが、森保ジャパンの強みは先制されてもひっくり返せるという強い気持ちがある所。

しかし、この試合に関しては前半の20分~25分が過ぎでも、カウンターにバタつき、マークの交換がうまくいかず相手のゲームメーカー(11番)に思うようにプレイさせていまいます。

その後27分カタールのミドルシュートが決まって2対0。前の試合で完全にイランを抑えていたディフェンス陣が成す術も無いように感じました。

そのまま前半が終了。日本は苦しい展開になります。



後半

このまま黙ってやられてしまう日本代表ではありません。森保ジャパンになって以来まだ負けてないんですから。

後半は前半とは全く違うチームなんじゃないかと思うほど、立ち上がりからウラを狙う動きやスピードを活かした攻撃を仕掛けます。

中がダメならサイドから、サイドがダメなら中に縦パス。ボールを奪われれば高い位置で取り返すという形。

森保ジャパンがこれまでやってきた試合のパターンです。なぜこの展開が前半から出来なかったのかと思いますが、確かに後半のカタールは確実に運動量が落ちてきていました。

後半16分に原口に変えて武藤を投入。そして南野を左に武藤をトップ下(ツートップ気味)にフォーメーションを変えます。

武藤が早く動き、3列目から柴崎が駆け上がるなど、攻撃にも厚みが出始めた23分に南野がゴール!

反撃開始かと思われましたが、ゴール前まで良い形が作れてもなかなか得点を奪う事が出来ません。

そんな中、油断していたわけでは決したなかったんですが、36分に自陣のペナルティエリア内でキャプテン吉田がハンドの判定・・・。

ここでまたもやVAR判定になります。判定はこのハンドが故意か、そうじゃなかったかという点。

日本の目線で見れば、どう見ても故意ではなかったんですが判定はPK。これも決められ3対1。

残り時間もない中、38分塩谷に変えて伊東、43分に南野に変えて乾を投入しパワープレイを挑みますが、残念ながらこのまま試合終了となってしまいました。
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まとめ

この試合を振り返ってみて思うのは、カタールには勢いがありました。やはり自国でのワールドカップを控えているという事も大きかったと思います。

日韓ワールドカップの時の日本もそうでしたが、開催国は予選が無く出場できます。日韓の開催が決まった時、日本はまだワールドカップ本線に出場したことがありませんでした。

そのため、その前のフランス大会には必ず出場しなくてはいけなかった。何故なら自国開催初出場だと、実力ではなく金の力で出場したことになります。それだけは避けなければいけなかったんですね。

その時の日本にもこんな勢いがありました。もしかしたらそんな状況に似ているのかもしれません。

それに前半を見る限り、この試合に対しての準備が出来ていたのはカタールでした。日本が前半に相手に翻弄されてしまったのは、マークの交換などがうまく出来ておらず、コンビネーションが良くなかった事が挙げられます。

森保ジャパンになり強くなったと思っていましたが、相手に研究をされてしまうと脆い一面がある事も露呈してしまいました。

次の公式戦は夏のコパアメリカ。優勝できなかった事を糧として大きく飛躍してほしいと思うばかりです。