メンタル

カッと来たら6秒待って!アンガーマネジメントについて勉強したので書いとく。

こんにちは。聖一朗(@sei01row)です。

今回は『怒り』の感情とうまく付き合う“アンガーマネジメント”について勉強したのでまとめておきたいと思います。

会社員も長く続けてると、後輩や部下も増えてきます。そうなると自分で望まなくても指導する立場になってしまうんですよね。

仕事を教えたりしている時、「そんな考え方、普通する?」とか「この時はこうするのが普通じゃない?」とか思ったりして、ついついカッとなってしまう事ってないですか?

でもね、怒ったら負けじゃないですか。

そうパワハラですよ。いくら相手の事を考えてだと訴えても、今の時代はパワハラです。

ではパワハラにならない為には、絶対怒ってはいけないのか?

部下や後輩が理解できていないと思った時に感じるイライラをどう解消していけばいいのでしょうか?

目次

怒ってはいけないという事ではない

『怒り』って喜怒哀楽のひとつ。つまり人間の自然に起こる感情なんですよね。誰だってバカにされたり、批判されたりすればムカっとくるじゃないですか。その感情を抑えなさい!というわけじゃないんです。抑えてしまうと、自然ではいられなくなるのでストレスを呼び、心のバランスが崩れてしまうんです。

怒りには4タイプあって、①怒り出すとコントロール出来なくなるくらい強い怒り ②ちょくちょく怒る。いろんなことに腹を立てる ③根に持っていつまでも怒る ④攻撃的になる この①~④のうち、自分はどれになっちゃうかを理解しておく事が、まず必要です。

それに、怒るって感情は『二次感情』で最初に不安があったり心配があって怒るにつながってるんですね。

例えば「もうどうしたらいいか分からないよ!チクショウ!!」というのは、どうしたらいいかわからないという不安が一次感情でチクショウが二次感情。「彼氏にずっとLINEしてるのに全然返事くれなくてムカつく!」は、返事くれない寂しさが一次感情でムカつくが二次感情というわけです。

『べき』論という価値観の違いに原因がある

普通はこうでしょ?という事が出来ていない人に対して怒りを感じる。そんな人は多いのではないでしょうか?

例えば、誰かが困っている時に「どうしたの?大丈夫?」と声をかける。これを普通の事と思っている人がいるとします。でも困っている本人は「そんな時に声をかけないでほしい」と声をかけてくる人に対して怒りを感じる。

声をかけた人は、困っている時は寄り添ってあげる『べき』と、かけないで欲しい人は、放っておく『べき』という考えをもっている。

つまり同じ考えを持つ人もいれば、そうでない人も存在するという価値観の違いが発生するわけです。

自分と違う考え方の人がいたとしても「この人はこういう考えなんだ」と許容する広い心を持つことが大切なんですね。

この場合だと「声をかけてくれてありがとう。でも私はあんまり声をかけてほしくないんだよ」と伝えてお互いに「そういう考えなんだ」と思うのがベストですね。これで余計な怒りは防げます。



カッとなってしまった時の対処法

それでもカッとなるのは、前述したとおり人の当たり前の感情です。アンガーマネジメントでは、怒りのピークは長くても6秒と言われてます。とにかく6秒やり過ごせば、取り返しのつかなくなるような行動をしにくくなります。

6秒・・・意外と長いですよね?

そんな時は、自分の人生最大の怒りが10だとしたら、この怒りはいくつだろう?と考えてみて下さい。そんなことを考えているうちに6秒経過する。そして10段階にするとそうでもないという事が理解できるんですね。

あとはどうにもならない事は「しょうがないなぁ」と切り替えるようにする事。どうにもならなければ、悶々としてしまう方が返ってストレスになってしまいますからね。

『怒り』をうまく表現してみよう

怒りを感じた事を怒りに任せて訴えてしまったり、衝動的に行動してしまうのが良くないわけなので、うまく相手に伝えるようにしてみましょう。

「自分が一番何を伝えたいか?」「どう改善してほしいのか?」を「自分が正しい!」という気持ちではなくて「私は」あなたにこうしてほしいんです。という事を伝えて、分かりあう事を心がけてみましょう。

逆にやっちゃマズいのは、「なぜ?なぜなの?」と責める。人格の否定。「あなたはいつもそう!」と決めつける。「あの時はああ言った」「前から言おうと思ってたんだけど」と過去をほじくり返す。の4つです。

これをやっちゃうとやばい状況が、さらに悪化してしまいます。・・・想像するだけで怖いですね・・・。

アンガーマネジメントのポイント

まとめると「怒らなくていいことは怒らない事」「怒る時は適切な表現で、周りを見る」「自分の感情に責任を持つ」という事です。むやみに起こってもいい事はありません。

怒っちゃだめだ怒っちゃだめだと思うのではなく、自分はこう思うという事を理解してもらうと共に、相手の価値観を受け入れるという事です。これが出来るようになれば、世界から戦争がなくなりますね。

そんな壮大な話ではなく、まずは身近なところから・・・是非『やって』みて下さい!