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サッカー日本代表 キリンチャレンジカップ キルギス戦のマッチレビュー『やって』みた。

こんにちは。自称サッカー通の聖一朗(@sei01row)デス!

ちなみに中学・高校時代は、陸上競技部でした。サッカーは観戦専門です!!さて今回は、日本代表2018年最終戦の相手として、キルギスをホームに招いての一戦。来年1月のアジアカップに向けて大事なテストマッチとなります。

何が大事か?というと、森保ジャパンになってまだ間もない中、メンバー選考の上で選手一人ひとりのパフォーマンスを見る数少ない機会という事です。

所属チームでのパフォーマンスも大事ですが、選ばれたメンバーの中でどれだけ自分のスキルが発揮できるかは、このような機会でしか見ることが出来ないからです。

前回のベネズエラ戦のマッチレビューはコチラ↓

昨日の対戦相手キルギスは、FIFAランク90位と格下の相手。結果4-0と勝利しましたが・・・。

キルギス戦スタメン
GK 権田修一
DF 槙野智章 山中亮輔 室屋成 三浦弦太
MF 原口元気 伊東純也 守田英正 三竿健斗
FW 杉本健勇 北川航也

前回のベネズエラ戦から、11人全員を変えるという珍しいスタメンでのスタート。フォーメーションも前回ワントップからツートップへと変更。数少ない試合数の中のバリエーションの模索だろう。
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目次

前半

開始2分、今回初代表初先発の左サイドバックの山中のシュートがポストに当たりゴールに吸い込まれる。試合の立ち上がりというのは、時々このようなチャンスが訪れるんですよね。でも初選出で結果を出すのは素晴らしい。

キルギスはなんと5バックでがっちり守りを固めているとはいえ、素早く数回パス回しをするとすぐボールウォッチャーになってしまう。そのため大外から走りこんできた山中がどフリーになってしまってたんですね。

守保ジャパンの良い所が前半は多かった。5バックの壁に跳ね返されても、中盤を厚く構えてセンターサークル付近でカット。相手に攻めさせない。

前半18分に原口のフリーキックがキーパーのファンブルでゴール。思わず本人も苦笑いを浮かべるイージーミスで2点目。

このあたりで気づいていたんですが、どうも原口と山中、杉本と北川の連携が良くない気がしていました。

森保監督の意図として、原口がタメて山中へという左サイドをつくり、また杉本のポストプレーで1.5列目に構えた北川がフィニッシュという作戦のようだったが、山中の上がりと原口のカットインがちぐはぐで、杉本のポストプレーも全くといっていいほど機能せず。

その分右サイドの室屋のアガリは絶妙で、もしかしたら酒井宏樹よりも良かったのではないかと思った。

しかし伊東純也はフリーでのシュートを2本外すなど、あまり調子が良さそうには見えなかった。

前回の試合でも感じたが、最近の日本代表はお家芸と言われた左サイドより、右サイドからの攻めが特徴になってきているようです。前半は2-0で折り返し。



後半

ヨーロッパ人監督に多い傾向として、格下の場合の前半は、守りに徹して失点を抑えて後半は前がかりに攻め始めるというスタイル。そんな後半のスタートだった。

昔から『サッカーは2-0が一番怖い』と言われるが、後半立ち上がりにそんな事を想像してしまう。

日本は攻め込むものの、得点は奪えず・・・。おいおい格下だぞと思いつつ戦況を伺ってました。

後半13分に大迫・柴崎・堂安を投入。さらにアクシデントもあって槙野と吉田が交代。さらに南野・中島が入った所で、日本代表は全く別のチームに変化してしまう。

27分に大迫。その1分後に中島。後半なかなか取れなかった点が、いとも簡単に入ってしまう。

スピード感もポジションチェンジもさっきまでのメンバーにはなかった展開。見ている方がワクワクするほどでした。

結果4-0で日本の勝利という結果でした。
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総括

かつての日本代表でも、選手交代で活性化したチームが得点するという場面は時々ありましたけど、ここまでガラリと変わってしまうのは初めてかもしれないと思うほどでした。

しかし露呈したのは『選手層の薄さ』とお馴染みの『決定力不足』でした。

キルギス相手に4得点は、果たして多かったのでしょうか?決定的な場面をしっかり活かせていれば、もっと点は入ったはずです。

Jリーグ組のFWは(今回に限ってみると)とにかく守らない戻らない。

海外組はきっと、自分から取りに行かないとボールが回って来なかったり、良いポジション取りをしないとパスをもらえないという環境でプレーしているのでしょう。大迫だって原口だってJリーグ時代はそんなに守備をする選手ではありませんでした。

きっとJリーグでそこそこ活躍していれば選ばれる的な事を考えているのか、それとも今回のような練習試合でケガをしたくないと考えているのが分かりませんが、明らかに海外組とはやる気が違う気がします。

そう考えると、スタメン定着メンバーも固定してきそうですが、その分控え組のレベルが低くて選手層の薄さを感じてしまいます。

アジアカップは長丁場で、いつもいつもレギュラーメンバーで試合が出来るわけでもないので、控え組に誰を置くかもとても重要です。国内組には、何が何でも選ばれて試合に出るというガツガツ感が欲しいですし、海外組はどんどん試合に出て、経験を積んで頂きたいと思います。

8年ぶりのアジア制覇!ファンとしてはどうしても成し遂げてほしいですね。