誰かに教えたい事

逆上がりができない子どもたちに、元体育講師が教える劇的に成功率が上がるポイント

こんにちは。聖一朗(@sei01row)です。実は私、求人広告の営業をやる前は、体育の講師を3年間やってました。

対象は主に幼稚園児。色々な幼稚園に行って、小学校低学年で習うような跳び箱・マット運動・鉄棒・縄跳びなどを教えていました。たった3年と思われるかもしれませんが、私にとっては貴重な3年間で今の奥様は、この時に知り合って結婚したんですね~。

それにこの期間で、一番情熱を燃やしたのが『逆上がり』でした。子どもたちの逆上がり成功率を上げるにはどうしたらいいか?

考えたり調べたりした結果、基本的な考え方だけを子どもに理解させれば、出来てまう事が分かったんです。

実際に私の息子は小学校1年生の時、勉強が好きで運動音痴でした。奥様に『逆上がり教えてあげて』と言われ公園に行き、まず考え方を理解させた後やらせてみたら、なんと!たった1回で出来てしまったんです。

息子自身もびっくりしていました。「え~~ホントにぃぃ~~?」と思いましたよね?

今回は、そのポイント(考え方)について私の書いたイラストと共に書いていきたいと思います。

目次

基本姿勢のポイント

まず前置きですが、このやり方でも最初はある程度体を支える腕力が必要です。タイミングさえ覚えてしまえば、リズムと思い切りで出来るようになるんですが。

 

   

・・・こ、個性的な絵・・・ですよね?絵についてのツッコミは許して下さい。

基本姿勢のポイントは2つ。

①鉄棒の握り方です。握り方は『逆手(さかて)』で握ります。この方が力が入るんですね。

力こぶを作るとき、手首は内側ですよね?外にするより力が入るからです。それと一緒。まずは『逆手』が基本。

鉄棒を少し巻き込むように持って下さい。

②鉄棒の高さは低めで。理想としては胸の少し下に鉄棒が来て膝を曲げて、アゴが鉄棒の位置に来るくらいに。足はチョキ。(子どもはこれで足を前後にします)これで基本姿勢は出来上がりです。



今までの間違ってた考え方と出来る考え方

間違った考え方とは?

学校で逆上がりを習った時のことを思い出して下さい。

きっと「助走をつけて、思いっきり蹴る!!」と教わってなかったですか?実はここが間違いだったんです。

子どもに立った姿勢で「蹴ってみて」というと、ほとんどが前方斜め上に足を

振り上げます。

逆上がりも「蹴って!」と言われれば、前方斜め上を蹴ろうとしてしまいます。これでは支えていた腕も伸びてしまい、頭が下がりビローーンと体が落ちてしまいます。これではなかなか出来るようになりません。

出来る考え方はコレ!

逆上がりは鉄棒を中心に下から体を回します。だから体が鉄棒から離れてしまっては出来ないんです。

ここが一番肝心な考え方の部分です。 

『足で蹴る』のではなく、『おなかを鉄棒に引っ掛ける』または『おなかを鉄棒に乗っける』と子供に教えてあげてください。

それだけです。子どもはどうにかおなかを鉄棒に乗っけようと、自然にサッカーのオーバーヘッドキックのように足を蹴り上げます。この考え方が出来れば、もう出来たも同然です。

蹴るのは片足ずつなので、どうにか片足だけでも鉄棒に乗せることが出来れば・・・

 

 

 

ここまで出来れば後は上体を起こすだけです。(イラストの頭の形が変わってしまいましたが同一人物です・・・)

 

 

 

 

子どもは遊びの天才ってホントです!

ホントにこれだけで出来るの?と思う方もいるかもしれません。いやいやまずは『やって』みて下さい。

実は大人の伝え方も大事なんです。大人が不安そうだったり厳しい顔だったりすると、それは子どもにとって『遊び』ではありません。「逆上がりなんてカンタンだよ。鉄棒におなかを乗せるだけ。」と気軽な感じで伝えてみて下さい。

手を放して落っこちても、笑って助けてあげる。「こんなの大したことないよ」って。(頭を打ってなければ・・・ですが)

そんな接し方だと、だんだん子どもは遊んでいる感覚になってきます。

怖がっていても『遊び』なら怖がってちゃつまらない。思い切りもよくなります。

『やって』みて下さいね!!