こんにちは。聖一朗(@sei01row)です。
2019年9月10日・・・『B’z LIVE-GYM2019 Whole Lotta NEW LOVE』ツアーがとうとう千秋楽を迎えました。
“愛の伝道師”が登場し、ボクたちBrotherに沢山の『胸いっぱいの愛』を届けてくれた今回のツアー。
そのファイナルとなるマリンメッセ福岡の公演を、ライブビューイングとして各映画館で上映されるという事で、ツアーの参加者としてファンの一人として、やはりその場に行くしかないとチケットを取りました。
しかし!この2日前の9月8日にボクの住んでいる千葉県を台風15号が直撃!
チケットを取っていた成田市の映画館が停電となり上映が中止・・・。
最終的には別の映画館で当日券を入手し、参戦を果たすことが出来ましたが、ボクにとっては忘れられない一日をなりました。
今回はその忘れられない9月10日の出来事と、ライブビューイングの感想を書いて行きたいと思います。
参戦された方はあの感動を思い出しながら、そうでない方は是非笑いながら読んで頂けると嬉しいデス。
目次
台風15号が千葉県に上陸
ボクだけかもしれません。でも他にもいるかもしれませんが、太平洋側にお住いの方だと台風が上陸すると言っても「朝、通勤電車が遅れなきゃいいな」とか「雨や風が強いのはイヤだな」と言った程度なのではなかったでしょうか?
でも今回の台風は本当にヤバかったです。
良かったのか悪かったのか、上陸したのは日曜日の深夜でしたので自宅にいる事が出来たんですが、家で寝ていても安心できないくらい家が揺れ、どこから聞こえるのか分からないようなゴゴゴゴゴという音や、雨が当たるビシャビシャといった音。
これは恐怖でしかなかったです。
そして翌朝、外に出てみると向かいの家の屋根から瓦が落ちていたり、どこから飛んできたか分からないカベ材の一部が道路に転がっていたりしていました。
当然電車は動いておらず、会社に出勤する事も出来ません。
駅まで向かう途中にもこのように倒れた電柱や、壁がはがれてしまってる家が複数あり、大変な状況になっていました。
それでも幸いなことに自宅は停電にもならず、被害と言えば光回線を引き入れるケーブルが切れてしまった程度でしたので、まさかこんなにも多くの地域で停電や断水になっているとは思っていませんでした。
だからまさかライブビューイングが中止になるなんで夢にも思ってませんでしたし、月曜日は電車が完全に止まっていて会社に行けませんでしたが、火曜日からは普通の日常が戻ってくるものだと思ってました。
そして火曜日。
会社に出社するにも、まだ影響は残っており出社するのに3時間もかかってしまいましたが、それでもいつも通り準備をして自分の担当地域に出発。
そこで見たのは衝撃的な光景でした。
街のほとんどの信号が消えていて、コンビニは続々と休業。携帯電話はつながらず、周囲の家や事務所の窓は全開。
所々に屋根が飛ばされるなど半壊した家があったりで大混乱でした。
それでもまたまた幸運な事に成田にあるボクの会社の事務所は停電もしておらず、普通に仕事が出来る状態でしたので、その夜のライブビューイングの心配は全くしていませんでした。
成田でのライブビューイング中止
営業(仕事)の担当地域での惨状にビックリしている頃、ボクの奥様からLINEが入りライビュが中止になるかもという状況になっている事を知りました。
成田HUMAXシネマズは会社からも近い所にあります。
事務所は電気が通っていたので、この時は「そんな事言ったって、絶対に間に合わせてくるだろう」と思ってました。
しかし奥様からの次のLINEで・・・
中止が決定した事を知りました・・・。
あの愛がいっぱい詰まった今回のLIVE-GYM。
映画館とはいえ、最後に“愛の伝道師”TAK MATSUMOTOから注入してもらえるはずだった愛が・・・中止。
どこにもぶつけられない怒りとガッカリ感が心を支配していきます。
そんな気持ちの中奥様からまたLINEが、それとほぼ同時にツイッターの心優しい同志(同じB’zのbroさん)から『当日券がある劇場がある』という情報が飛び込んできました。
もうこうなってしまうと仕事になんかなりません。(もともと仕事にならない状況だったんですが)
急いで会場を探します。でもここは冷静でした。
この交通機関が混乱している中、開始時間の19時に間に合う会場で、尚且つ奥様とも合流できる場所。
成田からだと八千代や印西が近いんですが、それだと奥様が間に合うかわかりません。
交通機関の状況を調べてみると、京成線がほぼ通常通りになっていました。京成線は強い!
そこでボクが選んだのはシネプレックス幕張!
成田からはかなり距離がありますが、会社を定時退社して京成に飛び乗ればギリギリ間に合います。
奥様も問題なく来れる場所でしたし。
ネットて当日券を確保して早めに会社に戻り、後は時計とにらめっこ(笑)定時になるのを待ちます。
幕張の街を“RUN”
いよいよ定時になりました。
ボクの会社って、いいのか悪いのか定時で会社を出る人は一人もいません。それでも今日は特別です。
定時きっかりで勤怠システムを打刻して京成成田駅へ。徒歩で約10分ほどの距離です。
17時56分発の特急に乗れば、京成幕張には18時36分に到着します。
京成幕張本郷駅(幕張のひとつ手前)だとタクシーやバスもあったんですが、なにしろこの混乱の中なので交通状況がどうなってるか分かりません。
信じられるのは自分の足のみ!そう思って電車に乗って京成幕張駅にほぼ時間通りに到着。
グーグルマップで調べてみると、距離にして約2㎞、徒歩12分という距離でした。
18時36分に到着して、そこから徒歩12分なら余裕でしょ?と思いますよね?
でも駅の改札を出たのが既に18時40分になっていました。初めて降りる駅ですもの・・・。
普通に歩いても到着が18時52分。その間に国道を2本横切りますので、信号でつかまったらアウトです。
もうここは走るしかありません。ボクの頭には『RUN』が流れ始めました。
走ろうと思った時に『RUN』が流れ始めるB’zファンってボクだけですかね?
もうここ何十年も、まともに走っていない足と身体にムチを打ちます。
格好はワイシャツにビジネスパンツ、それに通勤鞄を小脇にかかえて、ボクはダッシュのつもりでもきっと走ってるのか歩いてるのか分からないくらいのスピードです。
ボクを待ち受けるのは、国道14号線を横切る信号。それに国道357号線を横切る歩道橋です。
運よく国道14号線の信号を青でクリア。頭の中は『RUN』です。
“荒野を走れ どこまでも 冗談をとばしながらも”
もはや冗談を飛ばしてる余裕なんかありません。
“荒野を走れ 傷ついても 心臓破りの丘を越えよう”
目の前には『心臓破りの歩道橋』が待ってます。
呼吸が、気管がヒィヒィと音を立て始めますが、頑張ったその先には胸いっぱいのLOVEが待っています。
映画館に着いたのは(席に着いたのは)なんと5分前でした。
汗だくになりながらも、何とか間に合う事が出来ました・・・。
ライブビューイングレポート
さてさて、ここからがライブビューイングのレポートとなります。
ライブビューイングというものに参戦するのは、今回で2回目でした。
前回は昨年『B’z LIVE-GYM2018 Plweasure in Hawaii』。さすがにハワイまで行く財力は無かったので、映画館で参戦という形になりました。
なのでライブビューイングというものがどういうものなのか?を知っていました。
通常のLIVEでは、どこのアーティストでもそうだと思いますが、全員総立ちで盛り上がりますよね?
でもライブビューイングは、座って観る方がほとんどです。
それでも今回のシネプレックス幕張は半分くらいのお客さんは立って盛り上がっていました。嬉しくなりましたね。
ボクも立ちたかったんですが、席が結構前の方でしたので後ろの方に迷惑をかけてしまう事と、ここまで走ってきたことにより体力を半分以上消費してしまっていた為、座って観させていただきました。
今回のツアーは、ありがたい事に2会場も参戦させて頂いていたので、始まり方などは既に知っていました。
それでも会場が暗くなる時のドキドキは大好きです。
そしてライブスタート。我らがBOSS松本さんのギターで幕を開けます。
そして稲葉さんの登場。
既に生でLIVEに参戦していたからなのか、ちょっと音に迫力が無いような気がします。
それでも映像からは松本さん、稲葉さん、そしてサポートメンバーのパワーが伝わってきて気持ちはどんどん昂って行きます。
最初は迫力が無いように感じられた音も、気持ちの昂りに合わせて気にならなくなり、そのうちにスクリーンに引き込まれて行って会場にいるかのような感覚にもなってきます。
時折、稲葉さんの発する『フクオカ~~』とか『フクオカベイベ~』というワードが、「ああ、ここにはいないんだな」という寂しさを感じさせてくれましたが、それでもここにいられることに喜びを感じます。だって中止だったんですから。
ボクは他のミュージシャンのライブにはほとんど参戦した事は無いんですけど、B’zのライブってホントに幸せな気分になるんです。
※画像はインスタグラムより引用
それはボクが大ファンだからなのかもしれないんですけど、そうだとしてもB’zのファンじゃない人にも一度はB’zのライブを見てほしいと思います。
サポートメンバーがイキイキと笑顔で演奏する姿だったり、BOSS松本さんがオーディエンスの様子をよく見ながら笑顔を振りまいてくれる姿だったり。
極めつけはやっぱり稲葉さんの圧倒的なパワーと声量と美しい歌声。
これを体験したら何も感じない人はいないんじゃないかと思ってしまいます。
※画像はインスタグラムより引用
そんな幸せに包まれながらのひと時は濃密で、盛り沢山だったと感じるのに、あっという間に終わってしまいました。
参戦を終えての感想
※画像はインスタグラムより引用
今回の『B’zLIVE-GYM2019 Whole Lotta NEW LOVE』には横浜と幕張の2回も参戦させて頂きました。
その両日とも2daysの2日目だった為、セットリストはほとんど同じだったんですが、今回のライブビューイングでは違うセトリでした。
そういう意味でも中止という困難を乗り越えて、参戦できたのがとても嬉しかったです。
当初ウワサされていた『最後に大きな発表があるかも』というのはありませんでしたが、それでもツアータイトルの通り『胸いっぱいの愛』を頂くことが出来ました。
どこまでいっても、何度LIVEに参戦しても満足出来ず『また行きたい!』『B’zの二人に会いたい!』と思ってしまいますが、今は新たな発表を静かに待ちたいと思います。
最後に、今回の台風15号の影響で、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復旧を望んでおります。