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サッカー日本代表 アジアカップ2019 サウジアラビア戦のマッチレビュー『やって』みた。

こんにちは。聖一朗(@sei01row)です。アジアカップもいよいよ決勝トーナメントに入ってきました。

決勝トーナメントは予選と違って引き分けがありません。45分ハーフの90分で決着がつかなければ、15分ハーフ30分の延長戦。それでも勝負がつかなければPK戦で勝ち負けを決します。

それに日程的にもタイトになってきます。決勝トーナメントの初戦が月曜日でしたが2戦目は木曜日。中2日しかありません。

その中で慣れない環境の中コンディションを整えなければいけないという厳しい戦いになります。

まずは初戦のサウジアラビア。サウジとは過去の戦績からしても、単純に勝てる相手でもありません。

そんな相手にも1点差ゲームながら勝利した日本代表。早速マッチレビューしていきたいと思います。

ちなみに予選のマッチレビューはコチラ↓

予選もそうですが、先の事を考えると主要となる選手は早めに休ませたい所ですが、勝たなければ次の試合もありません。

それを踏まえて、今回のスタメンがコチラ

GK 権田修一
DF 酒井宏樹 富安健洋 吉田麻也 長友佑都
MF 柴崎岳 遠藤航(ダブルボランチ)
原口元気 南野拓実 堂安律
FW 武藤嘉紀(ワントップ)

予選で結果を出していた選手を中心にした布陣。武藤のワントップという事で、大迫のケガの様子も気になりますが『温存』と考えておきましょう。きっとそのはずです。

個人的には右のサイドバックは前の試合で活躍していた室谷を使っても面白いと思いましたが、森保監督は経験を重視したのでしょう。

それでは前半戦からレビューします。
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目次

前半

中東のサウジアラビアとの試合、場所も中東UAEとなると審判のジャッジが中東寄りになる『中東の笛』が気になります。

それに中東のイメージはカウンターサッカーでしたが、今回のサウジは序盤からパスをつないでくるというサッカーをしてきます。これも対日本の作戦だったのかもしれません。

ボール回しから鋭い縦パスを入れてきたり、サイドを広く使ってワンツーで攻め入っていたりと、以前のサウジの戦略とは全く違って見えました。試合開始から油断が出来ない展開。

ボール支配率も前半はサウジ70%対日本30%と思うようにさせてもらえません。

こういう展開に弱いのが今までの日本でした。攻められて攻められて、最終的にゴールを奪われてしまう・・・。そんなシーンが頭をよぎります。

前半18分、日本のコーナーキック。

中東のチームの特徴として、コーナーキックの際はディフェンスがボールに意識をし過ぎる『ボールウオッチャー』になりやすいんです。なのでコーナーは遠いサイドを狙うのがセオリー。

そのセオリー通りのボールが飛んできます。それにヘッドで合わせたのが、センターバックの富安でした。

代表初ゴールとなる豪快ヘッドで先制します。

こうなるとサウジは前に出ないといけません。負けたらそこで終わりですから。

日本はしっかりディフェンスラインとボランチでブロックを作って中に入れさせない布陣を敷いています。

ほとんどがサウジにボールを回されたまま、ガマンのディフェンスが続きそのまま前半終了。

やはり審判のジャッジが気になる前半でした。あんなに倒れただけで笛を吹かれていては後半戦が心配です。



後半

後半が始まっても、前半同様攻め込まれる状態が続きます。ボール支配率も完全にサウジがペースを作っています。

このようにボールをキープされると、ディフェンスは常に集中する事が必要となります。

そのため長い時間が続くと、だんだんキツい展開になってきます。サウジは両サイドをうまく使ってボールを回してきます。

ちょっと気になるのが、ボールが逆サイドに行った時に全体的にディフェンスもボールの方向に動いていくんですが、日本の対応が少し遅れるんですね。

逆サイドにチェンジする時ってロングボールを入れます。ロングボールというのはインターセプトしやすいんですが、対応が少し遅れると簡単にパスが通ってしまします。

だからなかなかボールを奪えず、強引に奪いに行けば相手が倒れてフリーキック。その繰り返しです。

いつの間にか、中東のチームの戦略だったカウンターサッカーを日本がやらなければいけない展開になってしまっています。

そのカウンターも武藤と南野・堂安のコンビネーションが合ってこないので、成功しません。

30分に南野と伊東純也が交代。伊東のスピードで流れを変えようとします。ポジションも堂安をトップ下に変更。

それでも打開する事が出来ません。その後堂安に変えて塩谷を投入。前試合で豪快ミドルを決めていますしディフェンスもうまいのが塩谷の特徴。柴崎を1列前に上げます。

守る日本。決めなければ敗退決定のサウジは怒涛の攻めを見せてきます。

46分(アディショナルタイム)に武藤に変えて北川投入。その後はしっかりと守り切る事が出来、辛くも勝利する事が出来ました。



まとめ

今回の試合は今までの日本代表の戦い方とは、全くと言っていいほど違っていました。

まず中盤でボールが奪えない。今までなら高い位置でのディフェンスから細かいパスを回して、サイドからの攻撃が定番でした。

それすらさせてもらえず。またディフェンスを破られなかった事。いつもなら悪くてPKだったり、流れの中でスキを突かれて失点なんていうのが多かったです。

中盤でボールを奪えずではありましたが、失点することなく完封する事ができたのは、これからの戦いに対しては自信につながったのではないでしょうか?

今後アジアではなくとも、世界に勝って行くためには今回のような防戦一方になってもワンチャンスをモノにする事が必要となってきます。

次の試合はベトナム戦。武藤は累積警告の為出場停止。大迫は出てこれるんでしょうか?

優勝には総力戦と言われていますが、監督の采配にも目が離せませんね!!
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