こんにちは。聖一朗(@sei01row)でっす!今日も求人広告売ってきました。
ところで世の中の主婦の皆さん、お子様の手が離れたら・・・家計の足しに・・・なんて働こうと思った時、『パートでもしようかな?』と考えませんか?あまり『派遣で働こうかな?』という人もいないと思います。
それはなぜか?主婦の働き方として『派遣』というのは、どんな働き方なのか分からなかったり、一時期『派遣切り』なんて言葉が報道されて悪いイメージを持っているなんて人も多いのではないかと思います。
そこで今回は『派遣』という働き方について書いていきたいと思います。
目次
パートと派遣の違いは?
パートとは『パートタイマー』または『パートタイム労働者』と言われる雇用形態です。
所定労働時間が少なく、時間給で働く労働者の事ですね。時間給で働く労働者というと、代表的なものとしてはアルバイトがあります。もちろん派遣も時給が一般的ですね。
アルバイトはドイツ語で『副業』を意味します。よくアルバイトを学生に置き換えられますが、それは学生が『学業が本業』であって、その『副業』がアルバイトだからなんです。
『派遣』とよく似た働き方で『請負』というのがありますが、『派遣』と『請負』ではちょっと違います。
どこが違うかというと、指揮命令関係が違うんですね。
『派遣』は派遣会社と雇用関係を結びます。そして派遣会社の社員として“派遣先”で働きます。
「この仕事をして下さい」と命令されるのは、“派遣先”の上司となります。つまり、“派遣先”の企業との雇用関係はありませんが、命令は聞くという関係になります。雇用先が違うというだけでパートとかアルバイトと同じですね。
一方『請負』ですが、“請負元”の企業から業務全体を請け負って、そこに人員を配置するんです。
そのため“請負元”で働いていても、その業務だけは請負会社のテリトリーになるので、命令は請負会社からもらうようになります。
だからスタッフにお願いしたい時は、直接ではなく請負会社を通さねばならないワケなんです。
・・・請負の話になるとちょっと複雑になってしまいますよね?
同じ時給で働こうと思っても、このように違いがあります。
雇う側の違いは?
雇う側でのパートと派遣社員との違いは、雇い方や行う業務によって違います。
雇い方
まずパートを雇いたいと思ったら、自社で募集を出します。広告に限った形ではなく。ホームページや張り紙、スタッフの紹介など方法は様々ですが、とにかく“自社で”です。
派遣社員を雇いたい時は、派遣会社にどんな人材が欲しいかをオーダーします。そして派遣会社が人を連れてくるんですね。
雇う会社は、黙って待っていて派遣会社のスタッフ(コーディネーター)が連れてくる人と面接。気に入った人を採用するというスタイルですね。
行う業務
派遣社員の場合は専門的な仕事や、一定のスキルが要求される仕事を行う場合が多いですね。
ただ採用難の昨今では、募集を出しても採用出来ないから派遣に頼むというケースが増えてきています。
とはいえ、派遣会社も求人募集をしてスタッフを確保するワケですから、「派遣会社にオーダーを出したのに全然連れてこない」なんて事になったり、スキル度外視で採用したりしてますので、派遣としての貴重性がなくなってきています。
じゃあどっちがどうなの?
以前はパートと派遣は、基本的にスキルの違いが明確にありました。・・・が、前述の通りスキルの垣根はほとんど無くなってきたと言えます。ではどう選択するか?それはどこにコストをかけるか?という事になります。
パートの場合、派遣に比べて時給が安く設定出来る分、募集費用をかける必要があります。またいつ応募が来るか分かりませんので職種によっては長期戦になるという時間的なコストも考慮すなくてはなりません。
派遣社員は時給が高めで、さらに派遣会社への手数料もONされますので、人件費はパートよりかかってきます。ただ派遣会社が連れてくる分、早く採用が出来る可能性があります。
働き方やスキルに差が無くなった分、悩みどころですね。確実に、早く採用したいなら派遣、長期戦も可能ならパートといったところでしょうか?
働く側は?
「派遣はスキルを要求されるから」という考え方は、もちろん仕事内容にもよりますが、最近では無くなってきています。
同じ仕事をするなら、派遣の方が時給が高いので稼ぎたい方は派遣を選ぶべきでしょう。ただし、派遣の場合は交通費も時給に含まれることが多いので、確認が必要です。また退職するときの手続きなどはちょっと面倒かもしれません。就業場所ではなく派遣会社に申し出なければいけませんからね。
パートはご主人の扶養控除の範囲内で働く方にはオススメです。稼ぎすぎる訳にはいきませんからね。「お金よりも仕事でやりがいを得たい!」という方にもピッタリです。
まとめ
有効求人倍率が1.6倍オーバーの状況の中、企業側としてはハードルを落として採用をしていかなければ人材確保が難しくなってきています。売り手市場とはいえ、働く側も仕事内容だけでなく、雇用形態も選べるようになってきました。
選ぶ側も選ばれる側も選択が多様化しています。自分に、自社にあった形を。ますは『やって』みて下さい。