サッカー日本代表

サッカー日本代表 キリンチャレンジカップ ベネズエラ戦マッチレビュー【2019年11月19日】

ベネズエラ戦 アイキャッチ

こんにちは。聖一朗(@sei01row)です。

今回のキリンチャレンジカップの相手は、南米の雄“ベネズエラ”。

なんと1-4という、誰も予想しなかった大敗を期すという結果に終わってしまいました。

実はベネズエラとは昨年も対戦しているんですが、その時は1-1のドローだったんですよね。

サッカー日本代表 キリンチャレンジカップ ベネズエラ戦のマッチレビュー『やって』みた。こんにちは。こう見えて(見えてませんけど・・・)サッカー日本代表をカズ・ゴン・ラモスの頃から応援している聖一朗(@sei01row)デス...

今回のようにA代表の試合でこんな負け方をしたのは、長年応援をしているボクでも記憶にありません。

調べてみたところ、前半だけで4失点した試合は1954年以来65年ぶりだそうです。

どんな内容だったのか?今回の試合をマッチレビューしていきます。

今回の選出メンバーとスタメン

W杯2次予選のキルギス戦から間もない試合ですが、選出メンバーは大きく変わっています。

GK
川島 永嗣(ストラスブール/フランス)
権田 修一(ポルティモネンセ/ポルトガル)
中村 航輔(柏レイソル)

DF
佐々木 翔(サンフレッチェ広島)
車屋 紳太郎(川崎フロンターレ)
室屋 成(FC東京)
植田 直通(セルクル・ブルージュ/ベルギー)
三浦 弦太(ガンバ大阪)
畠中 槙之輔(横浜F・マリノス)
進藤 亮佑(北海道コンサドーレ札幌)
荒木 隼人(サンフレッチェ広島)

MF
山口 蛍(ヴィッセル神戸)
原口 元気(ハノーファー/ドイツ)
柴崎 岳(デポルティポ/スペイン)
大島 僚太(川崎フロンターレ)
橋本 拳人(FC東京)
中島 翔哉(FCポルト/ポルトガル)
浅野 拓磨(FKパルチザン・ベオグラード/セルビア)
古橋 亨梧(ヴィッセル神戸)
井手口 陽介(ガンバ大阪)

FW
永井 謙佑(FC東京)
鈴木 武蔵(北海道コンサドーレ札幌)
オナイウ 阿道(大分トリニータ)

札幌の新藤、広島の荒木、神戸の古橋、大分のオナイウ阿道が代表初選出。

キルギス戦からは9人の海外組が離脱し、国内組の選手を中心に選出されました。

以前からボクのブログでは、海外組と国内組のプレイの違いについて書いてきましたが、スタメンを見ても不安なスタートとなりました。

今回のスタメンがコチラ

GK 川島
DF 室屋成 植田直通 畠中槙之輔 佐々木翔(4バック)
MF 柴崎岳 橋本拳人(ダブルボランチ)
原口元気 中島翔哉
浅野拓磨 鈴木武蔵(ツートップ)

ここ最近無かったツートップという布陣。

鈴木のポストプレーと浅野のスピードという二人の特徴さえかみ合えば面白い試合になるかと思いました。

前半レビュー

今回の試合は相手に不足なし、国内組のテストにしてもレベルアップにしても、これほどいい相手はいないんじゃないかと思う強豪国との対戦です。

試合開始まではそう思いました。

でもまさかここまで前半で点をとられてしまうとは…。

7分、ボックス内まで攻め入られていたにも関わらず、左からのセンタリングを簡単に決められてしまいます。

全員がボールウォッチャーになって、川島のポジショニングも悪い。

ベネズエラはさすが南米のチームだと思うほど、ボールを持ってからの攻め上がりが早い。

ずるずると下がらざるを得なくなる日本代表のディフェンス。

この試合では、統率するディフェンスのリーダーがいませんでした。

みんながちぐはぐに動き、パスやマークのコンビネーションは最悪。

やばいな~と思っていた29分、右サイドでディフェンスが甘くなってパスを繋がれ、追いつくこともできずに2点目を決められます。

そのまた直後の32分、右から左にサイドチェンジからクロスボールを上げられ、中央への折り返しを決められて3点目。

これはオフサイド気味かと思いましたが、どこの局面を見ても圧倒的に1対1で主導権を握られています。

すべてが簡単にヤラれているように見える。

最後も簡単に深くまで追い込まれ、センタリングも簡単に入れられる。

テレビに映し出された植田の表情は「今日はダメだな」と言っているような諦め顔。

ファンとしては憤りを覚えましたね。

そして37分、試合を決定づけられる4点目を決められます。

ゴール前に人数は揃っているのに、誰も取りにいかない。

1人で当たり負けるなら2人、3人で詰めなきゃいけない場面も人任せ。

おいおいここはホームだよ…。

守備陣はこんな調子だし、日本の10番はセンターサークル付近で果敢にドリブルで仕掛けるけど、つぶされてばっかりでチャンスらしいチャンスは作れません。

「試合を楽しむ」「サッカーを楽しむ」それも大事ですが、プロなんですから勝ってほしいですよ。

前半は、もう見たくないと思ってしまうほど、日本代表の悪いところばかりが出てしまった内容でした。

本来なら吉田麻也のようなディフェンスラインを統率するような選手がいて、FWからDFまでも距離をコンパクトにラインを上げ下げし、高い位置でボールを奪って攻撃に転ずる。

中盤は柴崎からプレイが始まり、左右のサイドを広く展開。タイミングを見計らってオーバーラップしてきたウイングが、サイドを突破。

中央では2~3人の選手が顔を出し、決定機に確実に決める。

そんなサッカーが見たかったのに、それをやっているのは相手チームでした。

後半レビュー

前半にここまでコテンパンにされると、この試合何点取られて負けるのかを楽しみにしてしまいたくなります。

森保監督は後半開始から、鈴木武蔵に代えて神戸の古橋(MFの選手です)、植田に代えて三浦弦太を投入してきます。

攻撃陣はツートップからワントップにシフトチェンジ。

原口を左に戻して中島がトップ下、そして右に今回初招集の古橋。

統率なしでダメダメだったディフェンスは植田に代わって入った三浦に立て直しを委ねる形です。

キルギス戦以降、帰ってしまった海外組はやっぱり今の日本代表の中心で、でも今回のように国内組のメンバーを試して、層を厚くしていかないと代表は脆いチームになってしまいます。

その点で後半から投入された古橋・三浦は、自分たちが交代した意味をしっかり理解しているようです。

前半とはまるで違い、前線から中盤の選手は貪欲にチェイスを繰り返すようになり、下がり切っていたディフェンスラインは、三浦の統率により強引に上げられ距離感が良くなってきました。

前半にはなかった日本代表らしいリズムが生まれてきます。

ボクが思う代表チームの理想は、誰が入っても同じようにプレイできるチームです。

それは戦術という事ではなくて、誰が誰とでも高パフォーマンスを見せられるという事。

今回のチームは、ベストメンバーではないかもしれないけど、いつもの日本代表のプレイができないといけないと思います。

後半はやっとその片鱗が見えてきました。

19分に浅野に代わって永井、橋本に代わって山口蛍が入ってきました。

途中交代で入った選手が早く動くことによって、体力の落ちてきた相手に揺さぶりをかけ、だんだんパスがつながるようになってきました。

そして23分、中島が細かいドリブルから左に流れていた永井にパス。

永井は中をよく見てセンタリング。後ろに流れたと思いきや山口蛍がシュートを放ち、ボールはディフェンスにあたってゴールに吸い込まれました。

ようやく…ようやく1点を返した日本代表。

その後、原口に代わって久々の代表選出となった井手口が出てきましたが、立て直しにはすでに遅く、そのまま試合終了となってしまいました。

サッカー選手なら代表に力をかけてほしい

確かに所属しているチームからお金をもらってプレイしてるのがプロなんだし、ケガをしたり低いパフォーマンスで試合に出られなくなるのは、良くないのかもしれないです。

中島はきっと居残りが決まっていたからキルギス戦は先発じゃなかったんでしょう。

植田も所属チームでの競争が優先順位として上だったのかもしれないです。

プロになったサッカー選手は、いったい何が目的なんでしょうか?

有名なビッグクラブと契約してたくさんお金を稼ぎたいなら、代表チームからオファーがあっても「ケガしちゃうから」と断ればいいのに。

代表に選ばれれば、世界から注目されるし選手としての評価も上がる。だから海外のチームからお呼びがかかって、高い契約金でプレイが出来るんでしょ?

だったら選ばれるためにクラブチームでレベルを上げてほしいし、選ばれたなら代表チームに全ての力をかけて戦ってほしいです。

今回は、代表チームとしてはあまりに不甲斐ない試合でした。

選ばれた選手は、選ばれたくても選ばれない選手の中の代表だという事を自覚するべきですね。