サッカー日本代表

サッカー日本代表 カタールW杯2次予選 キルギス戦マッチレビュー【2019年11月14日】

キルギス戦 アイキャッチ

こんにちは。聖一朗(@sei01row)です。

2022年カタールワールドカップ二次予選、現在全勝中でグループ1位をキープしている日本代表。

今回はアウェーに乗り込んでの試合となりました。

ワールドカップ予選のアウェー戦となると、選手やチームだけでなく環境自体が“敵”となることが多いです。

それは今回の試合の例外ではなく、超満員の観客、荒れ果てたピッチ状態、その雰囲気に飲まれるレフェリーも相手寄りの中、辛くも2-0で勝利を収めました。

実はこのキルギスとは昨年も試合をしています。その時の記事がコチラ

サッカー日本代表 キリンチャレンジカップ キルギス戦のマッチレビュー『やって』みた。こんにちは。自称サッカー通の聖一朗(@sei01row)デス! ちなみに中学・高校時代は、陸上競技部でした。サッカーは観戦専門です...

その時はキリンチャレンジカップだったからとはいえ、4-0で快勝しています。

今回も楽勝かと思いきや、良い試合内容とは言えませんでしたね。

その辺のマッチレビューをしていきたいと思います。

今回の選出メンバー&スタメン

今回の選出メンバーはコチラ

GK
川島永嗣(ストラスブール/フランス)
権田修一(ポルティモネンセ/ポルトガル)
シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)

DF
長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
佐々木翔(サンフレッチェ広島)
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
室屋成(FC東京)
植田直通(セルクル・ブリュージュ/ベルギー)
安西幸輝(ポルティモネンセ/ポルトガル)
畠中槙之輔(横浜Fマリノス)

MF
山口螢(ヴィッセル神戸)
原口元気(ハノーファー/ドイツ)
柴崎岳(デポルティボ/スペイン)
遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)
伊東純也(ゲンク/ベルギー)
橋本拳人(FC東京)
中島翔哉(ポルト/ポルトガル)
浅野拓磨(パルチザン/セルビア)
南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)
鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)

FW
永井謙佑(FC東京)
鈴木武蔵(コンサドーレ札幌

冨安や大迫のケガやU-22へ久保や堂安が招集されたため、 今回の選出では新たにチャンスを与えられる選手も多いように思います。

こう見てみるとフォワードの選手が、いかに海外で活躍するのが難しいのかが分かる気がしますね。大迫はやっぱりハンパない笑

そして今回のスタメンがコチラ

GK 権田修一
DF 酒井宏樹 植田直道 吉田麻也 長友佑都(4バック)
MF 柴崎岳 遠藤航(ダブルボランチ)
伊東純也 南野拓実 原口元気
FW 永井謙佑(ワントップ)

左ハーフには堂安が定着気味でしたが、前回の試合で活躍を見せた伊東純也がスタメン。

右サイドには原口が選ばれており、ボク的には理想の3枚だと思いました。

ただこの場合ワントップが体を張ってボールを落としたり、 楔の役目をしたりする選手のほうが向いている気がするので、永井よりは鈴木武蔵かなと思いますが…。

バックに関しては冨安の成長ぶりが光っていますので、植田に頑張ってほしい所です。

なんたって吉田麻也はこの試合で代表100試合目。

もし冨安が定着し、吉田の加齢によるパフォーマンスの低下となった場合は、植田にもうひと枠を抑えてほしいからです。

森保監督の今回のスタメンの意図はどんな所にあるのか?

試合を振り返りながら、読み取っていきたいと思います。

前半レビュー

プロなんだからそのくらい対応してみろよ!なんて口が裂けても言えないような、荒れたピッチ。

国として他国を招くにあたり、こんなグラウンドで試合をさせていいのかと思うほどの悪状況の中で試合が始まります。

そんな中でもキルギスは、かなり日本チームを研究してきた様子が分かります。

3バックではありますが、日本が苦手とする5バック気味のディフェンス。

中盤ではボール回しをさせないように早い詰めをみせるなど、ボールが転がらない足を簡単にとられるピッチも日本代表チームの前に立ちふさがります。

本来であれば、森保ジャパンが常に取り組んでいる『高い位置からのプレス』『中盤での早いパス回し』と言った日本チームがやりたいサッカーをキルギスが実践しているように感じます。

序盤の15分を観戦しただけでも、1年前に4-0で勝ったチームとは思えないほど、相手は成長を見せていました。

もしかしたら0-0のまま前半が終了してしまうのかと思った39分に、思わぬ形で試合が動きます。

ボランチの遠藤のスルーパスを伊東が南野へ、キーパーが前に出てきて接触しそうになる直前に南野がチョンとボールに触ります。

そのコントロールにキーパーも手を止めることが出来ず、南野を倒してしまいPKとなります。

南野がこれをきっちりと決めてゴール!

南野は代表戦4試合連続ゴールとなります。

試合自体はここまで一進一退といった流れの中、セットプレーで先制しました。

キルギスはグループ2位のチームらしいプレイをしていましたが、前半はここで終了。

ここまでに日本代表のストロングポイントは鳴りを潜め、相手は格下のはずなのにほぼ互角の試合展開でした。

リードはしているものの、なんというかピリッとしないフラストレーションがたまる前半でした。

後半レビュー

ハーフタイムを終えて各チーム前半を振り返り、後半に対しての修正点や対策をしてきたはずなのに、立ち上がりからキルギスにペースをつかまれてしまいます。

とはいえ日本代表だって、ほとんどが海外組。

サッカー先進国の猛者たちの中で揉まれてきた選手ですので、このまま相手に主導権を握られるわけにもいきません。

そんなやや相手のペースで迎えた後半の7分、遠藤がペナルティエリア手前中央の位置で倒され、フリーキックを獲得。

位置としては絶好の場所でしたので、柴崎あたりが蹴るのかな?と思ってましたら原口がキッカーの位置に。

そういえば前回のキルギス戦の時も、原口がFKを蹴ってキーパーがファンブルして得点になったな…なんていう記憶がよみがえってきます。

またキッカーに選ばれたのも、そんな経緯があったのかもしれないですね。

今回はきっちり左隅に決まってゴール!

スコアは2-0となりましたが、まだキルギスもあきらめてなんかいません。

その後も何度か日本のゴールを脅かすシーンがありますが、権田のスーパーセーブに助けられている形で抑えられています。

それでも後半の30分を過ぎると、さすがに息切れしてきた様子で足がつる選手が出始めます。

そして32分、ここで日本は試合を終わらせに来ます。

伊東純也に代えて中島、この試合でイエローカードをもらった遠藤に代えて山口蛍を投入。

試合の流れが変わるかと思いきや、キルギスも粘りを見せます。

その後41分に永井に代えて鈴木武蔵を投入しますが、そのまま試合終了。

日本代表は全勝で2次予選を折り返すことになりました。

予選通過は必然。課題が見えた2次予選

確かに結果だけを見ると、2次予選を勝ち続けている日本代表は評価されると思います。

ただ今までの試合内容を振り返ってみると、かなり大きな課題が見えてきているのも確かです。

それはガチガチに守備を固められると、攻め手がなくなってしまう事。

今回のキルギス戦も2-0で勝利しましたが、得点はいずれもセットプレーからで流れの中ではきっちり守られてしまっていました。

この二次予選の試合だけを見ても「日本には引いて守ると点を取られにくい」というのが、誰でも容易に理解できます。

キルギスのその当たりをよく研究してきたことが分かる試合展開でした。

現在の二次予選ではこれでも通用していますが、それぞれのグループを勝ち上がってきたアジアの強豪国相手に、果たして通用するのでしょうか?

さらに選手層の薄さ。特にフォワードは深刻な気がします。

大迫がいる時といない時では、全く別のチームのようです。

もちろん南野の4試合連続得点や、これまで完封で勝利してきた守備陣は日本の強みとなっています。

今後この課題を解決することが、さらに高みを目指す上で最重要なのではないでしょうか?

森保ジャパンの2020年も目が離せませんね~。